こんにちは。佐世保海洋散骨シーハーモニーです。
海洋散骨をご検討されている方から、「粉骨とは具体的に何をすることですか?」「なぜ必要なのですか?」といったご質問をよくいただきます。粉骨は、故人様を広大な海へお見送りする海洋散骨において、非常に大切な工程の一つなんです。
今回は、この「粉骨」について、丁寧に分かりやすくご説明いたします。
粉骨は「ご遺骨をパウダー状にすること」
粉骨(ふんこつ)とは、火葬されたご遺骨を、文字通り粉末状(パウダー状)になるまで細かく砕くことを指します。ご遺骨をサラサラの状態にまでします。
「ご遺骨を砕く」と聞くと、最初は少し抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、海洋散骨を適切に行うためには、この粉骨が法律上、そして環境への配慮から必須とされています。
なぜ粉骨が必要なの?3つの大切な理由
粉骨が必要とされる主な理由は、大きく分けて以下の3つです。
- 「葬送」として適切に行うため ご遺骨をそのままの形で海に撒く行為は、法律上「遺棄」とみなされる可能性があります。ご遺骨を粉末状にすることで、ご遺骨だと判別できない状態になり、これは「節度ある葬送」の一つとして認められています。故人様を尊厳をもって自然へ還すための大切なルールなんです。
- 海洋環境への配慮 ご遺骨は、そのまま海に撒くと、分解されにくく環境に影響を与える可能性があります。粉骨によって非常に細かくなることで、水中に速やかに溶け込み、自然の循環の妨げになりにくくなります。広大な海という自然に、故人様が優しく還っていけるようにするための配慮です。
- 水中にスムーズに沈むように ご遺骨は、火葬後の状態だと意外と軽くて多孔質(小さな穴がたくさん開いている状態)なため、そのまま海に撒くと水面に浮かんでしまうことがあります。粉骨して細かくなると、水に溶けやすくなり、スムーズに水中に沈んでいきます。故人様を安らかに見送るためにも、水面に漂うことを防ぐことが大切です。
粉骨は専門業者に任せるのが安心です
粉骨はご自身で行うことも不可能ではありませんが、ご遺骨というデリケートなものを扱うため、専門的な知識が必要です。
ほとんどの場合、散骨業者自身が粉骨サービスを提供しています。ご遺骨を丁寧に、そして衛生的に完全に粉末状にします。ご遺族様の精神的な負担も大きい作業ですので、多くのご遺族様が専門業者に依頼されています。
佐世保海洋散骨シーハーモニーでは、粉骨から散骨まで、全て一貫して心を込めてサポートさせていただきます。ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
佐世保海洋散骨 シーハーモニー スタッフ一同
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